バイナンスの取引手数料をBNBで25%割引にする方法【設定手順】
バイナンスの取引手数料は、BNBで支払う設定に変えるだけで現物が最大25%、USD-M先物が最大10%安くなります。リファラル割引との併用も可能。BNBの購入から現物・先物のトグル設定、適用の確認までを画像付きで解説。設定は5分で終わります。
バイナンスを数か月使ったあと、手数料の履歴を初めて開いて思わず固まる瞬間があります。1回ごとに引かれる額は小さいので実感がわきませんが、積み上がった数字を見るとけっこうな額になっています。特に先物はレバレッジをかけた分だけ建玉の名目価値が膨らむので、手数料も一緒に膨らみます。
でもこの手数料、ボタン一つで削れます。バイナンスの自社トークンであるBNBで手数料を支払う設定に変えるだけです。これをオンにしないまま何年も取引している人が、思っているより多いです。この記事では、BNBを買うところから現物・先物の両方に割引を効かせるところまで一気にまとめます。全部やっても5分かかりません。
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どれくらい安くなるのか
| 区分 | 基本手数料(一般ランク) | 手数料20%割引の口座 | BNB支払いまで適用 |
|---|---|---|---|
| 現物 | 0.1% | 0.08% | 0.06% |
| USD-M先物(メイカー) | 0.02% | 0.016% | 0.014% |
| USD-M先物(テイカー) | 0.05% | 0.04% | 0.036% |
現物は最大25%、USD-M先物は最大10%まで割引されますが、ここで一つ押さえておきたいことがあります。口座開設のときにイベントリンクやリファラルコードを経由して、取引手数料20%割引の口座として作っていた場合、BNB割引はその上にさらに乗ります。どちらか一方しか効かない仕組みではなく別枠の割引なので、割引は重ねて適用されます。
始める前に押さえておく3つのこと
1つ目、BNBを買っておくだけでは割引は効きません。 手数料をBNBで支払う設定を自分でオンにする必要があります。BNBの残高だけ用意して「なぜそのまま引かれるの?」となるケースは、ほとんどがこれをオンにしていない状態です。
2つ目、現物の手数料は現物ウォレットのBNBから、先物の手数料は先物ウォレットのBNBから引かれます。 ウォレット同士はつながっていません。現物ウォレットにBNBをたっぷり入れておいても、先物ウォレットが空なら先物側に割引はつきません。両方に少しずつ分けておいてください。
3つ目、BNBも結局はコインです。 手数料を節約しようと大きめに買っておいて価格が下がれば、浮いた手数料より含み損のほうが大きくなりかねません。手数料の支払い用は支払い用らしく、少額だけ置いておくのがおすすめです。 自分の取引量によりますが、1か月分の手数料くらいを入れておいて、減ったらまた買い足すやり方で十分です。
1. USDTをBNBに交換する
まず現物・先物の取引手数料の割引を受けるには、BNBを保有している必要があります。手持ちのUSDTやほかの通貨をBNBに変換する作業が先に必要です。
1-1. コンバートを開く

上部メニューの[Trade]から[Convert]を選択。 板を見るまでもなく、USDTをBNBにそのまま替えられる機能です。少額を両替する感覚で使うものなので、[Convert]で替えて問題ありません。
1-2. 通貨と金額を指定

Fromを[USDT]、Toを[BNB]にして金額を入力します。少額で取引している方なら20~30ドル分あれば十分です。手数料の支払い用で、投資用ではありませんから。
1-3. 両替を実行
金額を確認して[Convert]をクリックすれば、現物ウォレットにBNBが入ります。ちなみに取引量が多い方は、コンバートではなく現物の注文画面でBNB/USDTを指値で買うほうが少し有利です。コンバートは手軽な代わりに、スプレッドがわずかに乗るからです。
2. BNBを先物口座に移す

先物の取引画面で[Transfer]を押し、From[Spot]、To[USD-M Futures]にして通貨を[BNB]に変え、移す数量を入力します。あとは[Confirm]でBNBを先物口座へ移してください。現物取引の手数料を節約したいだけなら、移す必要はなく現物口座に置いたままで大丈夫です。
3. 現物・先物の取引手数料の割引を適用する
3-1. 手数料設定ページを開く

右上のプロフィールアイコンにマウスを乗せて、[Settings]に進みます。 モバイルアプリなら左上のプロフィールアイコンから、設定の中に同じ項目があります。
3-2. BNB割引のトグルをオンにする

画面を少し下にスクロールすると[Trade]セクションが見えます。ここで[Fee Deduction]の設定画面に入り、[Use BNB to pay fee]、[Use BNB to pay Margin interests]、[Use BNB to pay USDⓈ-M Futures fees]の3項目をすべてオンにすれば完了です。[Confirm]をクリックして保存してください。これで現物(Spot)も先物(Futures)も、BNBの手数料割引がきちんとかかった状態です。
[Use BNB to pay Margin interests]がオンにできない場合は、 マージン(Margin)ウォレットにBNBの残高がない、または足りないことが原因です。
3-3. 適用を確認する

PCなら左メニューから[Dashboard]ページに移動し、そこから[VIP Level]ページへ進みます。

下のほうにある手数料率の表で、BNB適用後のレートが表示されているかを確認します。 モバイルアプリも同じく[Dashboard] - [VIP Level]で確認できます。
まとめ
まとめると、BNBを少額買う、現物のトグルをオンにする、先物ウォレットへ移す、先物のトグルをオンにする。この4ステップです。一度設定してしまえば、あとは残高をときどき確認するだけで済みます。
取引の回数が多い人ほど、この設定の効きは大きくなります。逆に言えば、これまでオンにせずに取引してきたなら、その分を垂れ流してきたことになります。今日5分だけ使って、先に設定しておくのをおすすめします。
バイナンスでの先物取引のやり方が気になる方は、入金から取引までステップごとにまとめた[バイナンス先物取引のやり方]の記事を参考にしてみてください。
- BNBを利息の付く商品に預けてしまうと、手数料としては引かれません。Earnやステーキングに預けたBNBはロックされた状態なので、支払いには使われません。手数料用はウォレットにそのまま置いておいてください。
- 口座開設時に適用されるリファラル割引と、BNBでの手数料支払い割引は種類の違う割引なので、併用できます。ただしリファラル割引は口座を作った時点で決まる部分があり、後から付けるのが難しいケースがあります。これは口座開設前に押さえておく項目です。